PRG-002

プロジェクト計画書

分類:PROGRAM実物サンプルあり

これは何か

プロジェクト計画書は、憲章で決めた目的と範囲を実現するために、プロジェクトを「どう進めるか」を1つにまとめ、体制・スケジュール・課題・変更・報告などの詳しい文書への入口を示す成果物です。

新しく参加した人が、最初の1週間で「会議はいつあるのか」「困ったことは誰に上げるのか」「変更をしたいときはどうするのか」を一人ずつに聞いて回るのは大変です。計画書は、その答えがどこにあるかを示す地図の役割を持ちます。

PRG-001 プロジェクト憲章 との違いは、扱う問いです。

なぜ作るか

誰が使うか・いつ作るか

CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実

計画に関係する記載

  • 大規模基幹システム刷新。約120人規模、マルチベンダー(Vendor 4社)、AI活用あり
  • 約1,500件の要件、約36本のシステム連携、10年分のデータ移行
  • M-6 構想開始、M0 正式キックオフ、M18 本番稼働、M21 初期安定化完了
  • P-003 西村 俊介 — プログラムマネージャー
  • P-004 田辺 彩 — PMOリーダー
  • 成果物として PRG-001〜PRG-010 がある

プログラムマネージャーや PMOリーダーが計画書を作ったという記載、アステリア案件の工程の分け方・会議体・報告の周期は、正本に記載がありません。未確定

主な項目

一般的には、次の章で構成し、詳しい中身は専用の成果物に任せます。

  1. 前提:憲章の目的・範囲・節目への参照
  2. 進め方:工程の分け方と、工程どうしのつながり
  3. 体制と役割
  4. スケジュール
  5. 課題とリスクの管理
  6. 決めたことの記録と、判断の上げ方
  7. 変更の手続き
  8. チームをまたぐ依存の管理
  9. 報告と会議
  10. 品質・テスト・AIの使い方などの方針:それぞれの方針の文書への参照

教材用サンプル成果物の読み方を学ぶための例

教材用サンプル — 計画書の章と詳しい文書

この成果物は学習用サンプルです。FROZEN正本に記載されたCASE FACTと、成果物の読み方を学ぶための教材用サンプル値を区別して表示しています。

内容はすべて教材上の架空の例で、アステリア案件の記録ではありません。計画書の本文には「決まり」を短く書き、中身は右の列の成果物に任せる形を示しています。

章 計画書に書くこと(教材上の例) 詳しい文書
体制と役割 チームの分け方と、ベンダーとの窓口 PRG-003・PRG-004
スケジュール 工程の並びと、見直すときの手続き PRG-005
課題とリスク 登録する場所、上げる基準、見直す会議 PRG-006
決めたことの記録 記録する判断の種類、記録の置き場所 PRG-007
変更の手続き 変更の依頼の出し方、判断までの流れ PRG-008
依存の管理 チームをまたぐ依存を集めて追う方法 PRG-009
報告と会議 報告の周期と報告先、定例の会議 PRG-010
AIの使い方 方針に従うこと AI-001

読み方

  1. 憲章との対応を確かめる(目的・範囲・節目が同じか)
  2. 自分のチームに関係する章を探し、詳しい文書へたどる
  3. 困ったときの上げ方(課題・判断・変更)の違いを確かめる
  4. 最新の版か、改訂の履歴を確かめる

書き方

  1. 憲章の目的・範囲・節目を参照し、書き写さない(食い違いを防ぐ)
  2. 章ごとに「決まり」を短く書き、中身は専用の成果物に任せる
  3. 専用の成果物がまだないときは、いつ・誰が作るかを書く
  4. 会議の数と目的を最小限にする(03-04)
  5. 各チームのリーダーとベンダーの PM に読んでもらい、分かりにくい章を直す

何を書いてはいけないか

どこを見るか

  1. 憲章と、目的・範囲・節目が一致しているか
  2. 章ごとに、詳しい文書への参照があるか
  3. 課題・判断・変更の上げ方が、それぞれ分かれて書かれているか
  4. チームをまたぐ依存を管理する方法があるか
  5. 改訂の履歴があり、最新の版が1つに決まっているか

赤信号

  • キックオフの後、一度も改訂されていない
  • 参照先の成果物が、作られていないまま
  • ベンダーごとに別の進め方が書かれている
  • 計画書を読んでも、困ったときに誰に上げるかが分からない

よくある失敗

関係するUnit・成果物・危機演習

AI WORKFLOW

AIは、計画書と詳しい文書の食い違いを探す下書きに役立ちます。

「このプロジェクト計画書と、参照している成果物の一覧を比べ、①参照先が書かれていない章、②参照先の成果物がまだない章、③憲章と節目や範囲の書き方が食い違う箇所、を挙げてください。どちらが正しいかは判断せず、進め方を提案しないでください。」

REVIEW

  • AIが挙げた食い違いが、元の文書で本当に食い違っているか
  • AIが進め方や会議体を、一般的な例で書き足していないか
  • 渡した計画書と成果物が、同じ時点の版か

人間が判断すること

  • プロジェクトの進め方と管理の仕方
  • 詳しい文書を、いつ、誰が作るか
  • 計画書を改訂するか。改訂を誰が承認するか

いつ使うか

この教材では STAGE 03|120人をどう動かすのか の文脈で扱います。 アステリア案件での正式な作成・使用時期(月)は正本に記載がないため、未確定としています。

最後の問い

途中から参加した人がこの計画書を読んで、「このプロジェクトはどう進め、困ったときにはどの文書を見て、誰に相談すればよいか」を答えられますか?

学習上の接続

教材上の学習接続です。成果物とUnitの正式な対応表はbaselineにないため、正式な関連付けとしては登録していません。

  • Stage:未確定(baselineに対応表なし)
  • 危機演習:未確定(baselineに対応表なし)
  • 人物:未確定(baselineに対応表なし)