PRG-003

プロジェクト体制図

分類:PROGRAM実物サンプルあり

これは何か

プロジェクト体制図は、プロジェクトにどんなチームがあり、それぞれの責任者は誰で、誰が誰に報告するのかを1枚で示す成果物です。

判断の種類ごとに「誰が決めるか」を示すのは役割・責任分担表(PRG-004)です。体制図は、その前提になる「組織の形」を示します。

なぜ作るか

誰が使うか・いつ作るか

CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実

体制に関係する記載

  • 約120人規模のプロジェクト
  • アステリア側の人物 13名:P-001 CFO/プロジェクトスポンサー、P-002 CIO/IT統括責任者、P-003 プログラムマネージャー、P-004 PMOリーダー、P-005 経理業務リーダー、P-006 プロジェクト管理業務リーダー、P-007 営業・契約業務リーダー、P-008 システムアーキテクト、P-009 データ移行リーダー、P-010 テスト・品質管理リーダー、P-011 本番移行・運用リーダー、P-012 セキュリティ責任者、P-013 AIガバナンス責任者
  • Vendor PM 3名:P-A01(Vendor A)、P-B01(Vendor B)、P-C01(Vendor C)
  • Vendor 4社(Vendor A〜D)

正本にあるのは、人物と役割の名前です。誰が誰に報告するか、どのチームにどの会社の人が入るか、Vendor D の PM は、正本に記載がありません。未確定 役割の名前から、報告の道筋を推測して図にしません。人物の一覧は 人物 で確認できます。

主な項目

一般的には、次のものを1枚の図と、その説明で示します。

  1. 全体の責任者:スポンサー、プロジェクトの責任者
  2. 支える組織:PMO など
  3. チーム:業務・設計・開発・テスト・移行・運用・安全などのチームと、その責任者
  4. 社外の会社:各社の責任者と、社内のどのチームとつながるか
  5. 報告の線:誰が誰に報告するか
  6. 会議体:主な会議と、出る人(別の表でもよい)
  7. 更新日:いつの時点の体制か

教材用サンプル成果物の読み方を学ぶための例

教材用サンプル — 体制図を表にした例

この成果物は学習用サンプルです。FROZEN正本に記載されたCASE FACTと、成果物の読み方を学ぶための教材用サンプル値を区別して表示しています。

次の表は、体制図の中身を表の形で示した例です。チームの分け方と報告の線は、すべて教材上の架空の例で、アステリア案件の体制ではありません。人物の名前も入れていません。

チーム(教材上の例) 責任者の立場 報告先 つながる社外の会社
業務チーム 業務のリーダー プロジェクトの責任者 ―
設計チーム システムの設計の責任者 プロジェクトの責任者 各社の設計の担当
開発チーム 開発の責任者 プロジェクトの責任者 開発を担当する会社の責任者
テストチーム テストの責任者 プロジェクトの責任者 各社のテストの担当
移行・運用チーム 移行・運用の責任者 プロジェクトの責任者 基盤を担当する会社の責任者
PMO PMOの責任者 プロジェクトの責任者 各社の窓口

読み方

  1. すべてのチームに責任者がいるか
  2. 報告の線が1本にたどれるか(2人に報告する人がいないか、いるならその理由)
  3. 社外の会社が、社内のどのチームとつながるかが分かるか
  4. 兼任している人が分かるか(1人に負担が集中していないか)
  5. 更新日が新しいか

書き方

  1. プロジェクトの範囲から、必要なチームを洗い出す
  2. チームごとに責任者を決める
  3. 報告の線と、困ったことを上げる道筋を決める
  4. 社外の会社の責任者と、社内の窓口をつなぐ
  5. スポンサー・責任者の承認を得て、全員が見られる場所に置く
  6. 人やチームが変わるたびに更新する

何を書いてはいけないか

どこを見るか

  1. 全体の責任者と支える組織
  2. チームと責任者
  3. 報告の線
  4. 社外の会社とのつながり
  5. 兼任と更新日

赤信号

  • 責任者のいないチームがある
  • 1人が多くのチームの責任者を兼ねている
  • 社外の会社がどこにつながるか分からない
  • 図が古く、すでにいない人の名前が残っている

よくある失敗

関係するUnit・成果物・危機演習

AI WORKFLOW

AIは、体制図と他の文書の食い違いを探す下書きに役立ちます。

「この体制図と役割・責任分担表を比べ、①体制図にいない人が分担表に出てくる箇所、②責任者のいないチーム、③2人に報告している人、を挙げてください。体制を変える案は出さないでください。」

REVIEW

  • AIが挙げた食い違いを、人が元の文書で確かめたか
  • AIが報告の線を推測で足していないか
  • 食い違いを直す担当を、人が決めたか

人間が判断すること

  • チームの分け方と責任者
  • 報告の線と、困ったことを上げる道筋
  • 兼任を認めるか

いつ使うか

この教材では STAGE 03|120人をどう動かすのか の文脈で扱います。 アステリア案件での正式な作成・使用時期(月)は正本に記載がないため、未確定としています。

最後の問い

新しく参加した人がこの図を見て、「自分のチームの責任者は誰で、困ったときに誰に上げればよいか」が分かりますか?

学習上の接続

教材上の学習接続です。成果物とUnitの正式な対応表はbaselineにないため、正式な関連付けとしては登録していません。

  • Stage:未確定(baselineに対応表なし)
  • 危機演習:未確定(baselineに対応表なし)
  • 人物:未確定(baselineに対応表なし)