CR12・M18
本番初日に複合障害
ここまでの学習
Stage 1 状況
CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実
M18 本番初日
次のような症状が、同時に出ています。
- ログイン不可
- 画面遅延
- データ非表示
- など
症状は「など」と記録されており、この3つだけとは限りません。原因、症状どうしの関係、影響を受けた業務や人数は、正本に記録がありません。記録なし
LEARNER HYPOTHESISあなたが立てる仮説。事実ではありません
あなたが最初に考えた仮説(原因候補)
3つの症状を見て、あなたが最初に考えた仮説(原因候補)を書いてください。
これは事実ではなく、あなた自身の仮説です。この演習では、仮説の正解・不正解を判定しません。
書いたら、その仮説がどの事実にもとづいているかも書いてください。
AI WORKFLOW — 症状を並べる
AI に使ってよいのは、症状を一覧にして、「確定している事実」と「分からないこと」に分ける作業です。原因は推定させません。
AI へ渡す情報: M18・本番初日、ログイン不可・画面遅延・データ非表示など
AI への問いの例(演習用の例です。ケースの中で実際に使われた指示文ではありません)
「次の症状を一覧にし、確定している事実と、まだ分からないことに分けてください。原因は推定しないでください。」
REVIEW
AI が「ログイン不可なので、認証の仕組みの障害と考えられます」と書くことがあります(演習用に想定した回答の例です)。
- どのシステムに障害があるのかは、正本に記録がありません。
- ログイン不可という1つの症状から、ほかの症状まで説明できるかは分かりません。
この回答は、あなたの仮説と同じく仮説です。事実として扱いません。
Stage 2 分かっていること・記録がないこと
判断の前に、分かっていることと、記録がないことを分けます。
CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実
分かっていること
- M18、本番初日
- ログイン不可、画面遅延、データ非表示など、複数の症状が出ている
TRAINING UI記録がないこと
| 知りたいこと | このケースの記録 |
|---|---|
| 原因 | 記録なし |
| 3つの症状どうしの関係 | 記録なし |
| ほかにも症状があるか(「など」の中身) | 記録なし |
| どの業務・何人に影響しているか | 記録なし |
| いつ起き、いつ気づいたか | 記録なし |
TRAINING UI演習の問い
THINK
- Stage 1 で書いた仮説は、上の表のどの行にもとづいていますか。
- 3つの症状の関係について、今の時点で言えることはありますか。
- 判断のために、まず埋めたい行はどれですか。それはなぜですか。
AI WORKFLOW — 判断に必要な情報の観点
AI へ渡す情報: 分かっていることと、上の表
AI への問いの例(演習用の例です)
「複数の症状が同時に出ている本番障害で、最初の判断に必要な情報の観点を挙げてください。このケースの具体的な値は推測しないでください。」
検証のしかた: AI が影響人数・時刻・システム名などを書いていたら削除します。表の「記録なし」を、AI の推測で埋めません。
Stage 3 判断の観点・原則
ここで初めて、正本に記録された原則と対応順を示します。
CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実
原則
- 単一原因へ無理にまとめない
- 症状と原因を分離し、証拠から調査
対応順
- 影響把握
- 拡大防止
- 業務継続
- 証拠保存
- 原因調査
- 復旧方法
- 復旧確認
7段それぞれで実際に何をしたか、何が起きたかは、正本に記録がありません。記録なし
TRAINING UI演習の問い
THINK
- Stage 1 で書いた仮説を、2つの原則に照らして見直してください。
- 今のこの状況は、7段のどこにいますか。 その段で、ログイン不可・画面遅延・データ非表示のそれぞれについて何を確かめますか。段と症状の組み合わせで書いてください。
- 原因調査が5番目にあるのは、なぜだと思いますか。
AI WORKFLOW — 7段に沿った確認項目の下書き
AI へ渡す情報: 3つの症状、2つの原則、7段の対応順
AI への問いの例(演習用の例です)
「影響把握→拡大防止→業務継続→証拠保存→原因調査→復旧方法→復旧確認の各段で、ログイン不可・画面遅延・データ非表示のそれぞれについて確認すべき項目の案を作ってください。原因は推定しないでください。」
検証のしかた: 7段が正本の順序のまま使われているか、段を足したり並べ替えたりしていないかを、人が確認します。原因の推定が混ざっていたら削除します。今どの段にいるかは、AI ではなく人が決めます。
Stage 4 判断の準備
正本の7段の順序を基本として守りながら、人が何を判断し、何を記録するかを整理します。
CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実
- 重大障害判断は、AI に最終的に任せません。
実際にどう判断し、どう対応し、復旧したのか、誰が指揮したのかは、正本に記録がありません。記録なし この演習では、判断の正解を示しません。
人間が判断すること
- 重大障害として扱うか
- 影響の把握をどこまで行ってから、拡大防止に移るか
- 業務を続けるために、何を優先するか
- 7段の順序で対応するなかで、現実の制約がぶつかったとき、何をどう判断するか
- 関係者に、どこまで連絡するか
TRAINING UI演習の問い
THINK
7段の順序は、この演習を通して基本として守ります。順序を入れ替えてよい、という意味ではありません。
そのうえで考えてください。
- 7段の順序で対応するなかで、現実の制約(たとえば「業務を早く再開したい」)がぶつかったとき、誰が何を判断し、その判断の根拠として何を記録しますか。
- AI に「原因はこれです」と言われたら、あなたはどうしますか。
AI に任せてよいこと・任せないこと
任せてよいこと(下書きとして。最終確認は人間)
- 症状などの事実の整理(記録された範囲で)
- 7段の各段で確認すべき項目の下書き
- 証拠として残すものの一覧の下書き
- 関係者への連絡文の下書き(送るかどうかは人間が決める)
- 判断とその根拠を記録する様式の下書き
任せないこと
- 重大障害判断
- 原因の断定
- 復旧方法の決定と、復旧したことの判断
- 業務を止める・続けるの判断
AI への問いの例(演習用の例です)
「複合症状の本番障害で、判断とその根拠を記録するための項目の案を作ってください。このケースで実際に何があったかは書かないでください。」
検証のしかた: 「重大障害です」「この方法で復旧すべき」のような判断が含まれていたら採用しません。ケースの事実として書かれた内容があれば削除します。
Stage 5 / 5
Stage 5 振り返り
正本が示す論点と原則を振り返ります。原因は正本に記録がないため、この演習でも原因を示しません。記録なし Stage 1 で書いた仮説の正解・不正解も判定しません。
CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実
正本が示す論点・原則
- 単一原因へ無理にまとめない
- 症状と原因を分離し、証拠から調査
- 対応順: 影響把握 → 拡大防止 → 業務継続 → 証拠保存 → 原因調査 → 復旧方法 → 復旧確認
TRAINING UI振り返りの観点
- 最初の仮説は、事実ではありませんでした。 Stage 1 で書いたのは、あなた自身の仮説です。正本に原因の記録はありません。
- 複合症状を、早い段階で1つの原因にまとめる危険。 1つの原因にまとめると、その原因に合わない症状を見落としやすくなります。
- 症状と原因を分けて扱うこと。 症状は確かめられた事実です。原因を明らかにするには、証拠にもとづく調査が必要です。
- 正本の7段の順序で対応すること。 原因調査より前に、影響把握・拡大防止・業務継続・証拠保存が並んでいます。
AI WORKFLOW — 振り返りの点検
AI に「本当の原因」をまとめさせることはしません。AI には、あなたの振り返りに、正本にないことが入っていないかを点検させます。
AI への問いの例(演習用の例です)
「この振り返りの中で、正本に書かれていないこと(原因の断定、時刻、人数、システム名など)を指摘してください。」
検証のしかた: AI の指摘を人が見て、振り返りから正本にない内容を取り除きます。
最後の問い
3つの症状を1つの原因にまとめたくなったのは、どの段階でしたか。そのとき、何を確かめればよかったでしょうか。
Stage 1 で書いた仮説は、Stage 2 以降の判断にどう影響しましたか。
CR12で覚えてほしいこと
本番で複数の症状が同時に出たとき、すぐに1つの原因にまとめない。
症状と原因を分け、影響把握から始まる7段の順序で対応します。原因は、証拠を残したうえで調べます。
学習上の接続(正式な対応関係ではありません):
- 13-01 本番障害が起きたら最初に何をするか
- 13-02 障害の重大度を判断する
- 13-03 障害対応を誰が指揮するのか
- 13-04 復旧と原因調査は分けて考える
- 14-01 稼働直後の集中対応期間
- OPS-004 障害対応計画
- OPS-005 障害報告書
- OPS-006 障害振り返り報告書
接続先の Unit・成果物にある例(場面、時刻、手順、数値など)は、その教材の学習用の例です。CR12 のケースの事実ではありません。CR12 の対応順は、上の正本の7段だけです。
LEARNER HYPOTHESISあなたがこれまでの段階に書いた記録。事実ではありません
あなたの記録(Stage 1〜4)
この端末に保存された前の段階の記録はありません。「この端末に保存する」をオンにして書いた記録が、ここに並びます。
LEARNER HYPOTHESISあなたの考え。事実ではありません
Stage 5 の記録
学習状況
状態:未着手