OPS-006

障害振り返り報告書

分類:OPERATIONS重点成果物実物サンプルあり

これは何か

障害振り返り報告書は、障害が落ち着いたあとに、何が起きたか・なぜ起きたか・なぜ早く気づけなかったか・どうすれば起きにくくなるかをまとめる成果物です。

障害報告書(OPS-005 障害報告書)が「事実と対応の記録」であるのに対し、振り返り報告書は「原因と再発防止」を扱います(13-04 復旧と原因調査は分けて考える)。

なぜ作るか

誰が使うか・いつ作るか

CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実

運用に関係する記載

  • M18 本番稼働、M21 初期安定化完了
  • システムに SYS-11 監視・ログ基盤がある
  • P-011 山下 恵 — 本番移行・運用リーダー
  • AIへ最終委任しないことに「重大障害判断」がある

教材用サンプル成果物の読み方を学ぶための例

教材用サンプル — 振り返り報告書の構成

この成果物は学習用サンプルです。FROZEN正本に記載されたCASE FACTと、成果物の読み方を学ぶための教材用サンプル値を区別して表示しています。

欄 何を書くか 書き方の例(教材上の例)
概要 いつ、何が、どの範囲で起きたか 障害報告書の番号と要約
時系列 発生・検知・対応・復旧の時刻 記録から時刻の順に
影響 業務・利用者・データへの影響 止まった業務と時間
原因 証拠で確かめた原因。確かめきれていない点 直接の原因と、その背景
検知 なぜもっと早く気づけなかったか 監視の対象外だった、など
うまくいったこと 対応で役立ったこと 手順書どおりに切り替えられた、など
対策 再発を防ぐ対策、担当、期限 監視の追加(担当・期限)
対策の確認 対策が実施され、効いたかの確認 確認の時期と方法

表の値は構造を学ぶための例です。アステリア案件の障害ではありません。

何を書いてはいけないか

どこを見るか

  1. 原因が、証拠で確かめられたものか。確かめきれていない点が分けて書かれているか
  2. 「なぜ早く気づけなかったか」が書かれているか
  3. 対策が、原因と検知の両方に対応しているか
  4. 対策ごとに、担当と期限があるか
  5. 対策が実施され、効いたかを確かめる予定があるか

赤信号

  • 対策が「注意を徹底する」だけ
  • 原因が1行で終わり、根拠が示されていない
  • 同じような振り返りが、何度も出ている
  • 対策の確認の欄が、ずっと空欄

関係するUnit・危機演習

AI WORKFLOW

「この振り返り報告書の下書きを読み、①証拠が示されていない原因、②検知についての記述がない点、③担当または期限のない対策、④個人を責める表現、を挙げてください。原因を書き換えたり、新しい原因を提案したりしないでください。」

AIは、障害報告書や対応の記録から、時系列の下書きを作るのに役立ちます。

REVIEW

  • 時系列の下書きが、元の記録と合っているか
  • AIの要約で、確かめきれていない点が「分かったこと」に変わっていないか
  • 対策が、原因と検知に本当に対応しているか

人間が判断すること

  • 原因を確定したと判断するか
  • どの対策を採用し、誰に任せるか
  • 対策が効いたと判断するか

いつ使うか

この教材では STAGE 13|本番で障害が発生した の文脈で扱います。 アステリア案件での正式な作成・使用時期(月)は正本に記載がないため、未確定としています。

最後の問い

この振り返りの対策で、同じ障害が本当に起きにくくなると言えますか?

学習上の接続

教材上の学習接続です。成果物とUnitの正式な対応表はbaselineにないため、正式な関連付けとしては登録していません。

  • Stage:未確定(baselineに対応表なし)
  • 危機演習:未確定(baselineに対応表なし)
  • 人物:未確定(baselineに対応表なし)