Unit 13-01(STAGE 13 の 1 / 7)

本番障害が起きたら最初に何をするか

学習状況:未着手

このユニットの結論

本番障害が起きたとき、最初にするのは原因当てではありません。

  1. 何が起きているか
  2. 影響範囲
  3. 被害拡大防止
  4. 証拠
  5. 必要な人

を確認します。

1. 何の話か

月曜日 9:15。

利用者から、

「登録するとエラーになります」

という連絡。

同時に、

「外部連携も止まっている」

という報告。

監視にもエラー。

ここで、いきなり原因を決めつけないことが重要です。

2. 事実と仮説

事実:

09:07からAPI 5xxが増加した。

仮説:

09:00のreleaseが原因かもしれない。

判断:

新規処理を一時停止する。

この3つを混ぜません。

3. 最初の5確認

  1. 何が起きているか
  2. いつからか
  3. 誰に影響しているか
  4. 業務影響
  5. 被害が拡大中か

エラー件数だけではSeverityは決まりません。

4. THINK — とりあえず再起動する?

エラーが急増。

担当者:

「分からないので、とりあえず再起動しましょう。」

判断例を開く

判断

理由が分からないまま即再起動とは限りません。

再起動で、

  • 一時復旧
  • 状態変化
  • 証拠消失

が起こることがあります。

事前に定めた手順や影響を確認します。

5. 初動

  1. 検知
  2. 影響確認
  3. 被害拡大防止
  4. 証拠保全
  5. 必要な人を集める

必要なら、

を検討します。

6. Severity

重大度に応じて、

を変えます。

呼び方よりも、対応を変えることが重要です。

7. Incident Command

重大障害では、全員が自由に動くと混乱します。

指揮役を決め、

を管理します。

8. Timeline

例:

時系列が原因調査と変更評価に使われます。

9. 変更を増やしすぎない

障害中に、

  • config変更
  • restart
  • rollback
  • DB変更

を同時に行うと、何が効いたか分からなくなります。

記録:

  • 何を
  • 誰が
  • いつ
  • 結果どうなったか

10. 復旧と原因究明を分ける

旧versionへ戻せばサービスは復旧できる。

しかし根本原因はまだ不明。

ということがあります。

サービス復旧を先に行い、原因究明を後で続ける判断もあります。

11. 「直った」で終わらない

確認:

これが復旧確認です。

12. AI WORKFLOW

AIには、

  • logs
  • timeline
  • error patterns
  • recent changes
  • hypotheses
  • missing evidence
  • incident report draft

を整理させます。

指示例:

「障害情報を、確認済み事実、未確認事項、原因仮説、追加証拠、実施済み変更、現在リスクに分類してください。原因を断定しないでください。」

13. REVIEW

AIが、

「直前releaseが原因です」

と言っても、原因確定しません。

確認:

  • evidence
  • timeline
  • reproducibility
  • alternative hypothesis
  • data coverage
  • proposed change risk

14. 障害時にもAI権限を崩さない

障害時は焦るため、AIの提案を承認しやすくなります。

09-06で設計した、

  • permission boundary
  • human approval
  • logging
  • rollback

を障害時にも維持します。

15. Communication

関係者へ、

を伝えます。

原因不明なら、原因不明と伝えます。

16. 復旧後

へ戻します。

障害から得た知識を、仕組みに戻して初めて改善になります。

17. 判断演習

30%の利用者が登録不可。
閲覧正常。
20分前にrelease。
rollback可能。
原因証拠なし。

「releaseが原因でしょうから、戻しましょう」

と言われました。

確認ポイントを開く

確認:

  • incident start vs release time
  • affected functions
  • error detail
  • rollback risk
  • DB compatibility
  • rollback後のverification

原因確定と復旧判断は別です。

あなたの記録あなたの考え。事実ではありません

判断ノート

既定では保存しないため、ページを離れると消えます。

このユニットで覚えてほしいこと

本番障害では、

速く間違えることは、速い対応ではありません。

事実を押さえ、被害を止め、証拠を残し、安全に復旧へ進みます。

関連成果物:未確定(baselineに対応表なし)

関連危機演習:未確定(baselineに対応表なし)

学習状況

状態:未着手