Unit 10-06(STAGE 10 の 6 / 8)

テストをいつ終了してよいのか

学習状況:未着手

このユニットの結論

テストは、予定の日が来たから終わるものではありません。

「終わってよい条件(終了基準)」をテストの前に決め、その条件を満たしたかを、根拠をもって判断するものです。

満たしていない条件が残るなら、その残りを受け入れるかどうかを、責任を持つ人が決めます。

1. 何の話か

このユニットは、テストの終了判断の話です。

テストの工程は、次の工程(利用部門の確認、本番切替など)の前提になります。終わり方があいまいだと、問題を抱えたまま次へ進むことになります。

2. なぜ必要か

終了基準がないと、

ということが起きます。

3. このユニットで分かること

4. 終了基準に含める観点(一般的な例)

具体的な件数や割合の基準は、プロジェクトで決めます。

CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実

アステリア案件に関係する記載

  • P-010 宮田 直人 — テスト・品質管理リーダー
  • M18 本番稼働
  • AIへ最終委任しないことに「Go / No-Go」「重大障害判断」がある

アステリア案件のテストの終了基準と、その判断結果は、正本に記載がありません。未確定

5. THINK — 予定の日が来た

テスト工程の終了予定日になりました。予定したテストはすべて実施しましたが、重大度の高い不具合が未解決のまま残っています。

問題

予定どおりテストを終了してよいでしょうか。

判断例を開く

判断

終了基準に照らして判断します。

確認すること:

  • 未解決の不具合は、業務のどこに影響するか
  • 回避策はあるか。回避策で業務が回るか
  • 直す見込みの時期は、次の工程に間に合うか
  • 終了基準では、この状態を認めているか
  • 認めていない場合、例外として受け入れるのは誰か

「予定の日だから」は、終了の理由になりません。

6. よくある失敗

7. 成果物との接続

危機演習 CR05 開発が2か月遅延、CR10 重大な脆弱性が発見される も、進め方の判断を考える題材です(学習上の接続です。正式な対応関係ではありません)。

8. AI WORKFLOW — 不具合の状況をまとめさせる

AIは、不具合の一覧から状況をまとめる下書きに役立ちます。

指示例:

「次の不具合一覧を、重大度・機能・状態ごとに集計し、①未解決の重大な不具合、②長く解決していない不具合、③同じ機能で繰り返し見つかっている不具合、を挙げてください。テストを終了してよいかは判断しないでください。」

9. REVIEW — AIのまとめを確認する

  • 重大度の分け方が、プロジェクトの基準どおりか
  • 集計のもとの一覧が、最新の状態か
  • AIが「終了してよい」と結論づけていないか

10. 人間が判断すること

  • テストを終了してよいか
  • 未解決の不具合を受け入れるか、直すまで待つか
  • 例外で進める場合、誰がその判断に責任を持つか

11. 判断演習

あなたは、テストの終了判断の資料を作る担当です。

判断する人が、資料を見て「終了してよいか」を決められるように、資料に必ず入れる項目を4つ挙げてください。

あなたの記録あなたの考え。事実ではありません

判断ノート

既定では保存しないため、ページを離れると消えます。

このユニットで覚えてほしいこと

テストの終わりは、事前に決めた終了基準で判断するものです。

満たしていない条件を受け入れるなら、誰がどんな理由で受け入れたかを残します。

次に読むもの

本文で参照している成果物:TST-004 品質状況ダッシュボード、TST-003 障害管理表、TST-006 利用者受入テスト・終了判定報告書

関連成果物:未確定(baselineに対応表なし)

関連危機演習:未確定(baselineに対応表なし)

学習状況

状態:未着手