Unit 07-06(STAGE 07 の 6 / 8)

36本を一覧で管理する

学習状況:未着手

このユニットの結論

連携が数十本になると、1本ずつの設計書だけでは全体を管理できません。

すべての連携を1つの一覧に並べ、番号・送る側・受け取る側・担当・状態を同じ形で管理することで、抜けや重複、止まったときの影響が見えるようになります。

1. 何の話か

このユニットは、STAGE 07「36本のシステム連携を管理する」のまとめとして、連携の一覧管理を扱います。

05-04 システム同士をどうつなぐのか では、連携1本ごとに決めることを学びました。ここでは、それを数十本まとめて管理する方法を考えます。

2. なぜ必要か

連携を一覧で管理していないと、

ということが起きます。

3. このユニットで分かること

CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実

アステリア案件の連携の本数

  • プロジェクト全体で約36本のシステム連携
  • そのうち、正本で個別に定義されているのは IF-01〜IF-12 の12本
  • 連携に関わるシステムには、システム連携基盤(SYS-06)と監視・ログ基盤(SYS-11)がある

約36本のうち、IF-01〜IF-12 以外の連携の名称・経路・内容は、正本に記載がありません。未確定 この教材では、定義されていない連携を想像で作りません。

4. 一覧に載せる項目(一般的な例)

項目 何を書くか
番号 IF-01 のような一意の番号
名称 何の連携か
送る側・受け取る側 どのシステムからどのシステムへ
経由 連携基盤などを通るか
方法・時刻 API、ファイル、一括処理など。いつ動くか
担当 送る側・受け取る側・途中の基盤の担当
状態 設計中・開発中・テスト済み・本番稼働など
失敗時の扱い 再送、通知先

列の名前はプロジェクトで決めます。大切なのは、全部の連携を同じ形で並べることです。

5. 「まだ決まっていない」も一覧に載せる

アステリア案件のように、全体の本数(約36本)は分かっていても、個別の中身が決まっていない連携があることは、実務でもよくあります。

その場合、一覧から外すのではなく、

ことで、決まっていないことが見えるようにします。

6. THINK — 一覧にない連携が見つかった

テストの途中で、連携一覧に載っていない連携が見つかりました。担当者同士の話し合いで追加されたものでした。

問題

動いているなら、そのままでよいでしょうか。

判断例を開く

判断

そのままにはしません。

確認すること:

  • その連携は、どの業務のために必要か(要件とのつながり)
  • 送る側・受け取る側・担当はだれか
  • 失敗時の扱いは決まっているか
  • テストの対象に入っているか
  • 本番の監視の対象に入っているか

一覧に載せ、正式な手順で扱うかどうかを決めます。

7. よくある失敗

8. 成果物との接続

相手のシステムが止まったときの扱いは 07-04 相手システムが止まっていたらどうするか、会社の境目の考え方は 05-06 ベンダー間の境界を設計する で学びます。危機演習 CR03 Vendor AとVendor Cが責任を押し付け合う は、連携に関わる2社の間で起きた状況を扱います(学習上の接続です。正式な対応関係ではありません)。

9. AI WORKFLOW — 一覧の抜けと重複を探させる

指示例:

「次の連携一覧と、システム全体構成図・設計書の一覧を比べ、①一覧にない連携の候補、②同じデータを送っているように見える連携、③担当・状態・失敗時の扱いが空欄の連携、を挙げてください。候補は推測として示し、一覧に追加しないでください。」

10. REVIEW — AIの結果を確認する

  • 「一覧にない連携」の候補に、根拠の資料があるか
  • 重複とされた2本が、本当に同じデータ・同じ目的か
  • 古い設計書を材料にしていないか

11. 人間が判断すること

  • 一覧にない連携を、正式な連携として認めるか
  • 重複した連携を、どちらに寄せるか
  • 決まっていない連携を、誰がいつまでに決めるか

12. 判断演習

あなたは連携一覧の管理を任されました。本番稼働の前に、一覧で必ず確かめることを3つ挙げてください。

考える観点:

  • 全部の連携がテスト済みか
  • 全部の連携に担当と失敗時の扱いがあるか
  • 監視の対象になっているか

あなたの記録あなたの考え。事実ではありません

判断ノート

既定では保存しないため、ページを離れると消えます。

このユニットで覚えてほしいこと

連携は、全部を同じ形で一覧にして初めて管理できます。

まだ決まっていない連携も、「未確定」として一覧に残し、見えるようにします。

次に読むもの

本文で参照している成果物:ARC-004 システム連携一覧、ARC-005 システム連携処理図、PRG-009 依存関係一覧

関連成果物:未確定(baselineに対応表なし)

関連危機演習:未確定(baselineに対応表なし)

学習状況

状態:未着手