Unit 10-01(STAGE 10 の 1 / 8)

テストは何のためにするのか

学習状況:未着手

このユニットの結論

テストの目的は、「バグをゼロにすること」ではありません。

「要件どおりに動き、業務で使ってよいと判断できる根拠を集めること」です。

何を確かめれば判断できるかを先に決め、その根拠を記録として残します。

1. 何の話か

このユニットは、STAGE 10「本当に動くことを証明する」の入口として、テストの目的を考えます。

2. なぜ必要か

テストの目的があいまいだと、

ということが起きます。

3. このユニットで分かること

4. テストで確かめること

一般的に、テストでは次を確かめます。

テストは、「動くことの証明」を少しずつ積み上げる作業です。

5. テストは要件から始まる

  1. 要件
  2. テストで確かめる内容
  3. テストケース
  4. 実施と結果
  5. 不具合の記録
  6. 判断

要件ごとに「どう確かめるか」を決めておくと、テストの抜けに気づけます(04-05 要件はどこからどこまで追跡するのか)。

CASE FACTFROZEN正本に記載されたアステリア案件の事実

アステリア案件に関係する記載

  • 約1,500件の要件、約36本のシステム連携
  • P-010 宮田 直人 — テスト・品質管理リーダー
  • STAGE 10 のUnit:テストは何のためにするのか、小さい単位から全体へテストする、利用部門が確認するテスト、性能をどう確認するのか、障害の重大度をどう決めるのか、テストをいつ終了してよいのか

アステリア案件のテストの計画・件数・結果は、正本に記載がありません。未確定

6. THINK — テストケースは全部合格

用意したテストケースが、すべて合格しました。

問題

これで「業務で使ってよい」と言えるでしょうか。

判断例を開く

判断

まだ言えません。

確認すること:

  • テストケースは、どの要件をどこまで確かめているか
  • テストケースがない要件はないか
  • 業務の流れを通して確かめたか(部分ごとの確認だけではないか)
  • 他のシステムとの連携や、止まったときの動きを確かめたか

全部合格しても、確かめていないことは確かめていないままです。

7. よくある失敗

8. 成果物との接続

危機演習 CR05 開発が2か月遅延 では、報告された状況をどう読むかを体験します(学習上の接続です。正式な対応関係ではありません)。

9. AI WORKFLOW — テストケースの下書きと抜けの点検

AIは、要件からテストケースの下書きを作ったり、抜けを探したりするのに役立ちます。

指示例:

「次の要件について、正常な場合・境界の値・誤った入力・他システムが止まっている場合に分けて、テストで確かめる内容の候補を挙げてください。期待する結果が要件から決められない場合は、確認が必要な質問として示してください。」

10. REVIEW — AIの下書きを確認する

  • 期待する結果を、AIが推測で決めていないか
  • 業務の流れとして大事な確認が、抜けていないか
  • 同じ内容のテストが重複していないか

11. 人間が判断すること

  • どの要件を、どの深さで確かめるか
  • 見つかった不具合を、直すか、受け入れるか
  • テストの結果から、次の工程へ進んでよいか

12. 判断演習

あなたは、請求データを作る機能のテストを任されました。

「要件どおりか」「業務で使えるか」「壊れにくいか」「非機能を満たすか」の4つの観点ごとに、確かめたいことを1つずつ書いてください。

あなたの記録あなたの考え。事実ではありません

判断ノート

既定では保存しないため、ページを離れると消えます。

このユニットで覚えてほしいこと

テストは、使ってよいと判断する根拠を集める作業です。

何を確かめれば判断できるかを要件から決め、確かめていないことを見えるようにします。

次に読むもの

本文で参照している成果物:TST-001 テスト戦略書、TST-002 テスト計画・対象一覧、TST-003 障害管理表、REQ-004 要件追跡表

関連成果物:未確定(baselineに対応表なし)

関連危機演習:未確定(baselineに対応表なし)

学習状況

状態:未着手