このユニットの結論
本番切替は、プログラムを公開するだけではありません。
- 旧システム停止
- データ移行
- システム切替
- 確認
- 業務開始
- 異常時の戻し
まで含めた、
新システムを安全に業務へ引き渡す実行計画です。
1. 何の話か
開発とテストが終わっても、最後に本番切替があります。
この瞬間には、
- system
- data
- user
- operations
- external systems
- business
が同時に動きます。
だから、deploy成功だけでは切替成功ではありません。
2. 「順番」が重要
例:
- 利用停止
- 旧システム最終データ確定
- データ抽出
- 新システムへ移行
- 件数・金額照合
- 外部連携切替
- 新システム起動
- 動作確認
- 利用開始判断
前工程が終わっていないのに、次へ進めません。
3. THINK — 時間だから進める?
100万件のデータ移行後、37件が一致していません。
原因は未確認。
予定では次工程開始時刻です。
判断例を開く
判断
予定時刻だけを理由に進みません。
確認:
- 37件の内容
- 業務影響
- 許容差か
- 修正可能か
- 原因
- 次へ進んだ後に戻れるか
4. 切替計画の7要素
- 作業
- 担当者
- 実施時刻
- 前提条件
- 完了条件
- 異常時対応
- 判断者
「いつやるか」だけでは足りません。
5. Go / No-Go
Go:
条件を満たして次へ進む。
No-Go:
条件未達なので進まない。
判断材料には、
- data
- system
- interface
- performance
- unresolved incident
- operations
- business
- recovery readiness
があります。
6. Rollback / Backout
問題が起きたら元に戻す。
しかし、新システム側で新しい業務データが発生した後は、簡単に戻せないことがあります。
だから、
どこまでなら戻せるか
を事前に考えます。
7. Point of No Return
切替には、
ここを超えると簡単に元へ戻れない地点
が存在する場合があります。
たとえば、
- production data update
- external system switchover
- user opening
などです。
8. リハーサル
本番当日に初めて通しで実行しません。
リハーサルで、
- 手順
- 時間
- 担当
- データ
- 確認
- failure response
を試します。
目的は成功確認だけではなく、曖昧な手順を発見することです。
9. AI WORKFLOW
AIには、
- dependency整理
- 手順漏れ
- timeline
- checklist
- rollback条件
- risk
- rehearsal結果
を整理させます。
指示例:
「切替計画をレビューし、前提条件不足、完了条件が曖昧、依存関係不明、失敗時対応なし、Go/No-Go地点、不可逆地点を分けてください。未記載の事実を補完しないでください。」
10. REVIEW
AIの切替計画を、
- 実在性
- 担当
- 権限
- 時間
- 依存
- 完了条件
- failure response
- rollback
- decision owner
でレビューします。
11. 人間が判断すること
- 切替開始
- 中断
- 延期
- 未解決問題を許容するか
- rollback
- 業務開放
は、技術だけでなく業務影響を含む判断です。
12. 判断演習
主要機能は正常。
低重要度機能で不具合1件。
回避策あり。
業務開始まで2時間。
「Goでよいですか?」
確認ポイントを開く
確認
- 影響業務
- 利用者
- 回避策の実行可能性
- data integrity
- security
- 後から安全に修正可能か
- 事前Go/No-Go基準
あなたの記録あなたの考え。事実ではありません
判断ノート
このユニットで覚えてほしいこと
本番切替は、業務を新しい状態へ安全に引き渡すプロジェクトです。
重要な判断基準を、本番当日に初めて考えない。